特技も趣味もなく平凡に生きて来た。
恋愛経験も殆どない――――。
そんな恵がある日バイトにいく途中で、
突如目に飛び込んできた鮮やかな『藍色』の
キャンバスに一瞬にして心を奪われる。
そして惹かれたのは、キャンバスだけでは
なかった。絵を描いていた青年――――。
どこか無気力だけど真っ直ぐ見詰めてくる
彼の澄んだ瞳が、脳裏に焼き付いて離れなく
なっていって……。
※R18表現があります。苦手な方はご注意下さい。